★欧州市場序盤の取引では、中国・香港株式相場の上昇、またWTI原油先物が上昇幅を拡大する中、リスク許容度の改善を受け、ドル/円・クロス円が前日比小幅高水準で底堅く推移した。米長期金利が1.334%近辺に上昇となったことを受け、上値を伸ばした。また、欧州株高を受けて円売りが優勢になった。米FRBが近くテーパリングを開始するとの観測が強まる中、ドルは主要通貨に対して上昇基調を維持した。米長期金利が1.33%台から1.31%台に下押すにつれドルが上げ渋った。
NY勢の参入後はドル買いが一服した。特に新規の取引材料は伝わらなかったが、7月23日高値の110.59円手前で上値の重さを確認したこともあり弱含みとなった。米長期金利が1.342%まで上昇したことに伴いドル買いが優勢になった。市場では7月14日の高値110.70円や一目均衡表雲の上限110.73円が上値の目処として意識された。米上院は超党派インフラ包括法案が可決されると、米長期金利は1.347%まで上昇したことでドルは底堅く推移した。明日の米7月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、110.73円を試す動きには持ち込めなかった。
★欧米主要経済指標
・独・8月ZEW景気期待指数:40.4(予想:55.0、7月:63.3)
・米・4-6月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率+2.3%(予想:+3.2%、1-3月期:+4.3%←+5.4%)
・米・4-6月期単位労働コスト速報値:前期比年率+1.0%(予想:+1.0%、1-3月期:-2.8%←+1.7%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は110.36-59円のレンジ
・8月独・ユーロ圏ZEW景況指数が悪化でユーロ売り
・米FRBによる早期のテーパリング観測高まる中ドル買い
・米10年債利回りは一時1.35%台まで上昇
・7月14日高値と一目均衡表雲の上限110.73円が上値の目処
・インフラ包括法案が米上院で可決
・VIX指数は16.72から16.79へわずかに上昇
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