★欧州市場序盤の取引では、前日の米CPI発表以降のドル反落の影響から、ドルは主要通貨に対して弱含みとなった。もっとも、米長期金利1.34%近辺で底堅く推移する中、ドルの下値は限定的となった。米長期金利が1.351%近辺に再上昇となったことに、ドルが下支えされ110.40円台へ上昇した。海外勢の参入後も手掛かり材料に乏しい中、110.40円を挟んだ方向感の乏しい動きが続いた。
7月米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回る結果となったことを受け、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢になった。米長期金利の上昇が一服するとドル/円も伸び悩んだ。一目均衡表雲の上限が位置する110.51円付近では戻り売りも出やすかった。その後、30年債入札が冴えない結果となり、米長期金利が1.35%から1.376%へ上昇したことでドル買いが優勢になった。ただ、新規の手掛かりが乏しい中、110.40円台で伸び悩んだ。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・6月鉱工業生産:前月比-0.3%(予想:-0.2%、5月:-1.1%←-1.0%)
・米・7月生産者物価指数(PPI):前月比+1.0%(予想:+0.6%、6月:+1.0%)
・米・7月生産者物価コア指数:前月比+1.0%(予想:+0.5%、6月:+1.0%)
・米・7月生産者物価指数:前年比+7.8%(予想:+7.2%、6月:+7.3%)
・米・7月生産者物価コア指数:前年比+6.2%(予想:+5.6%、6月:+5.6%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:37.5万件(予想:37.5万件、前回:38.7万件←38.5万件)
・米・失業保険継続受給者数:286.6万人(予想:290.0万人、前回:298万人←293.0万人)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は110.31-54円のレンジ
・7月米PPIが予想を上回るとドル買い優勢
・米30年債入札が『不調』の結果で米長期金利上昇
・一目均衡表雲の上限の110.51円付近では戻り売り
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