FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 方向感なく122円台後半で小動き!

 

★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物が下げに転じたことや、米長期金利が上昇はあを縮めた影響もあり、上値が重くなった。なお、独DAX指数は0.67%安、日経先物も140円安で軟調に推移した。米長期金利が2.38%台に失速となったことを受け、戻り売りに押されて前週末比横ばい水準でもみ合いとなった。欧州株が堅調に推移、日経先物も下げ幅を縮小する中、米長期金利が2.4%台に持ち直したことに連れてドルが底堅く推移した。その後は、過度なリスク選好とリスク回避がともに抑制され、様子見ムードの展開になった。

 

米FRBの引き締め加速の思惑を受けた金利先高感に伴うドル買いと景気後退入りへの警戒感に伴うドル売りが交錯した。米長期金利が上昇に転じたことなどをながめ円売り・ドル買いが優勢になった。心理的節目の123円手前から利食い売りと思われる売りに伸び悩んだ。NY入り後には米金利の上昇に連れて強含んだが、米長期金利が2.43%台から2.39%台まで低下したことでドル買いも一服し、122円後半でもみ合いとなった。欧州引け後は更に値動きが限られ、122円後半で小動きになった。

 

★欧米主要経済指標

・米・2月耐久財受注改定値:前月比‐2.1%(予想:-2.2%、速報値:-2.2%)
・米・2月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比‐0.6%(速報値:-0.6%)
・米・2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+0.3%(速報値:+0.5%)

・米・2月製造業受注:前月比-0.5%(予想:-0.6%、1月:+1.5%←+1.4%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は122.50-95円のレンジ

・ウクライナ情勢が一段と混迷を深め相場の重荷

・欧州引け後はドル/円の値動きは限られ小動き

・原油高でインフレへの懸念が強まり米債券売り

・米国株は期初の買いを期待して底堅い展開

・イーロン・マスクCEOがツイッター株を9.2%取得

・VIX指数は19.63から18.57へ低下

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