★欧州市場朝方の取引では、ポンド全面安・円全面高の流れが一服した。ドル/円の戻りは鈍く、111.80円前後でドル軟調の流れが持続した。欧州株が全面安、NYダウ先物も再下落となり、ドル/円を中心にドルが弱含んだ。その後、欧州株が持ち直し、英独伊の株価指数は前週末プラス圏に転じたが、ドル/円の戻りは鈍かった。
米9月小売売上高、10月NY連銀製造業景況指数の結果が弱かったことを受けて下げが優勢となった。米国株の下落や米長期金利の低下などが相場の重石となった。ただ、米国株や米長期金利の動きを眺めながら111円台後半で方向感に欠ける動きが継続した。その後も、新規材料難の中、111円広範で動きが鈍い展開となった。ムニューシン米財務長官の『為替条項』導入警告や為替報告書への警戒感で、上値の重い展開が続いた。
★欧米主要経済指標
・米・9月小売売上高:前月比+0.1%(予想:+0.6%、8月:+0.1%)
・米・9月小売売上高(自動車除く):前月比-0.1%(予想:+0.4%、8月:+0.2%←+0.3%)
・米・10月NY連銀製造業景気指数:21.1(予想:20.0、9月:19.0)
・米・8月企業在庫:前月比+0.5%(予想:+0.5%、7月:+0.7%←+0.6%)
・米・8月企業売上:前月比+0.5%(7月:+0.2%)
・米・9月財政収支:+1191.16億ドル(予想+830億ドル、2017年9月+78.86億ドル)
★欧米市場のポイント
・111.59-92円のレンジ相場
・米9月小売売上高は予想を下回る
・111.92円前後で押し戻される展開
・欧州株式市場は全般底堅い展開
・NYダウは反落
・為替条項や為替報告書への警戒感強い
・VIX指数は21.31から21.30へわずかに低下
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