★欧州市場朝方の取引では、株価が伸び悩んだものの、112.40円台で推移した。なお、イタリア株を中心に欧州株は軟調推移した。米長期金利が3.18%台から3.17 %台へ低下したことで小幅に下押しした。NYダウ先物が上げ幅を縮小したことも重石となった。欧州市場中盤の取引では、欧州株が下げ幅を縮小する中、ドルと円が軟調に推移した。
NYダウ先物が底堅く推移したことを背景にクロス円の上昇とともにドル/円も上昇した。NYダウが一時220ドル超上昇したことでリスク回避後退からドル買いが優勢となった。ただ、前日の高値112.73円が目先レジスタンスとして意識され、一本調子で上昇する展開にはならなかった。ナスダックがマイナス圏に沈み、NYダウが上げ幅を縮小するとドル売りが優勢となった。その後、NYダウが一時マイナス圏に沈むなど米国株が伸び悩み、米長期金利の動きも限られた。新規の手がかりが不足する中、値動きは鈍かったが、112円台半ばで底堅い展開となった。
★欧米主要経済指標
・英・9月公的部門純借入額(銀行部門除く):+41億ポンド(予想:+45億ポンド、8月:+56億ポンド←+68億ポンド)
・米・9月中古住宅販売件数:515万戸(予想:529万戸、8月:533万戸←534万戸)
・カナダ・9月消費者物価指数:前年比+2.2%(予想:+2.7%、8月:+2.8%)
・カナダ・8月小売売上高:前月比-0.1%(予想:+0.3%、7月:+0.2%←+0.3%)
★欧米市場のポイント
・112.33-64円のレンジ相場
・イタリア政府が市場沈静化に努める
・英国離脱条件でEUとの合意期待報道
・ムーディーズはイタリア格下げ
・米中古住宅販売件数は予想下回る
・VIX指数は20.06から19.89へ低下
※イタリアがユーロ、EUに留まることを公約したほか、一部メディアによると、イタリア政府が財政赤字目標を引き下げる可能性を示唆。
※英国のメイ首相がアイルランド国境問題に関する要求を断念するとの報道で離脱条件で欧州連合と合意するとの期待が広がった。
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