★欧州市場序盤の取引では、米長期金利が1.60%台に上昇幅を拡大したことにより、円全面安が持続した。市場では本邦機関投資家からまとまった額のポンド買い・円売りが出たとの話も聞かれた。その円売りフローに後押しされた面もあった。ただ、109.00円にはNYカットオプションの設定が観測されており、上昇一巡後はドル売りに押された。米長期金利が1.584%近辺で伸び悩むに連れてドル売りが優勢になった。欧州市場では、米長期金利の失速で、ややドル売りに振れた。一方、欧米株価指数は引き続き高安まちまちの展開になった。
米国株高によるリスク選好的なドル安が強まったほか、米長期金利低下したことも圧迫要因となった。今週は108.00円に約28.5億ドル、109.00円に約23億ドルのオプションがあると言われいることで、上下とも大台近辺はオプションに絡めたフローが値動きを狭めた。米経済指標の発表などもなく手掛かり材料に欠けたことから、相場は大きな方向感がでなかった。米長期金利が1.59%手前まで上昇するなど、米金利の動きに反応が敏感なドル/円は小高く推移した。米長期金利が1.60%台まで上昇したことに連れて、底堅い展開になった。新規の手掛かり材料に乏しかったため、大きな方向感は出なかった。
★欧米主要軽座指標
特になし
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は108.63-109.05円のレンジ
・英政府は17日から規制緩和する方針を表明でポンド買い
・スコットランド議会選では『独立派』の議席が過半数
・米FRBによる金融緩和の長期化観測継続
・新規の手掛かり材料に乏しく大きな方向感は出ず
・米国株は利益確定目的の売りに押される展開
・VIX指数は16.69から19.66へ上昇
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