FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 新規材料乏しくこう着相場!

 

★欧州市場序盤の取引では、サマーバンクホリデーで英国市場が休場とあって、東京市場終了後は動意乏しく、109.80円を挟んでもみ合い相場となった。対欧州通貨でドル買い気味となり、ドル/円は底堅く推移した。欧米株式相場や米債券相場が落ち着いた動きで全般手掛かり材料に乏しいため、109.80円台を中心に動きが細った。米長期金利が1.31%台にわずかに上昇したことで、ドルがやや買われる展開になった。

 

NY勢参入に伴って全般ドル買い方向に傾き、一時109.96円と高値を付けた。もっとも、110円にかけて継続的に売りが観測されているとからもスピードは緩やかだった。米7月中古住宅販売成約指数が予想を下回ると、米長期金利が1.28%台に低下したことでドルの重石となった。米長期金利が重石となり110円大台を前に伸び悩み、109.90円近辺でこう着した。その後も、新規の手掛かりが乏しい中、相場全体の動きが鈍く109.90円前後でこう着相場が続いた。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・8月景況感指数:117.5(予想:118.0、7月:119.0)
・独・8月消費者物価指数速報値:前年比+3.9%(予想:+3.9%、7月:+3.8%)
・独・8月消費者物価指数速報値:前月比0.0%(予想:+0.1%、7月:+0.9%)

 

・米・7月中古住宅販売成約指数:前月比-1.8%(予想:+0.3%、6月:-2.0%← -1.9%)
・米・8月ダラス連銀製造業活動指数:9.0(予想:23.0、7月:27.3)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は109.76-96円のレンジ

・英国市場がサマーバンクホリデーのため休場

・110.00円にかけて継続的に観測されているドル売りが重石

・7月米住宅販売成約指数が予想を下回る

・市場の関心は8月米雇用統計に向かい方向感出ず

・アフガニスタンから米軍撤退が完了したと伝わったが反応薄

・VIX指数はは16.39から16.19へ低下

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