★欧州市場序盤の取引では、米長期金利で1.61%台に小幅低下となったことを背景にドルは弱含みとなった。なお、欧州株は堅調に推移、NYダウ先物は144ドル高に続伸した。米長期金利が1.62%台に持ち直す中、ドル買い戻しが優勢になった。なお、NYダウ先物は130ドル台で上げ渋った。全般的なドル買い戻しの流れに沿ってドルが反発となったが、109.00円の上値抵抗が根強かった。欧州市場からはドル反発から軟化を経て小幅高となり、レンジ内での上下動が続いた。
米経済主要指標の発表は予定されておらず、新規の手掛かりが乏しく108.90円近辺でこう着した。その後は、米長期金利が一時1.60%台に低下し、NY勢の本格参入後はドルが全般に弱含み、対円では108.70円付近まで下押す場面があった。明確な方向感は出ておらず、ドルが対ユーロで強含むと下値を切り上げた。なお、ブラード米セントルイス連銀総裁が『今後数ヵ月でFRBの資産購入を検討する可能性』との発言が伝わった。資源国通貨が対ドルや対円で強含み、その間に挟まれてドル/円は動き難い展開となった。
★欧米主要経済指標
・米・4月シカゴ連銀全米活動指数:0.24(予想:1.20、3月:1.71)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は108.66-98円のレンジ
・欧州でウイルス対策の行動制限緩和でユーロ買い
・米長期金利が一時1.59%台に低下したことでドル売り
・NY勢参入後は全般ドル売りが進んだ流れ
・FRB要人からややタカ派的な発言も反応は限定的
・VIX指数は20.15から18.40へ低下
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