★欧州市場朝方の取引では、米長期金利反発を背景にドル売りは後退した。なお、欧州株は小幅反発して取引を開始した。欧州勢の参入とともに強まったドル買いが一巡すると、米長期金利が低下する中、108.70円を目先の上値として意識されドルが失速した。英・EU間の通商協議に対する先行き不透明感が意識され、クロス円の下落につれたドル売りが強まった。また、米長期金利の上昇一服や日経先物の下落なども相場の重石となった。
NY勢参入後にドル売りは一服したものの、ドルの買い戻しの勢いも限定的だった。NYダウが一時340ドル超上昇したほか日経先物が持ち直し、1月米ISM製造業景気指数が予想を上回ったことで、ドル買いが優勢となった。しかし、米疾病予防管理センターが2件目の人から人への新型肺炎の感染を発表するとドル売りが優勢なった。ドルは対ポンドや対カナダドルで堅調地合いを維持したことで、ドル/円の下値も限られた。
★欧米主要経済指標
・独・1月製造業PMI改定値:45.3(予想:45.2、速報値:45.2)
・ユーロ圏・1月製造業PMI改定値:47.9(予想:47.8、速報値:47.8)
・英・1月製造業PMI改定値:50.0(予想:49.8、速報値:49.8)
・米・1月製造業PMI改定値:51.9(予想:51.7、速報値:51.7)
・米・1月ISM製造業景況指数:50.9(予想:48.5、12月:47.8←47.2)
・米・12月建設支出:前月比‐0.2%(予想:+0.5%、11月:+0.7%←+0.6%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円は108.41-80円のレンジ相場
・英国とEUのFTA交渉が難航するとの懸念からポンド売り
・1月米ISM製造業景気指数が市場予想を上回りドル買い優勢
・米疾病予防管理センターが2件目の新型肺炎の感染を発表
・中国当局が景気への影響を阻止する景気刺激策を好感
・VIX指数は18.84から17.97へ低下
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