FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 新型コロナウイルス報道に反応する市場環境!

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の低下が一服となる中、ドルがやや反発となり110.48円前後でのもみ合い商状となった。なお、欧州株は軟調に取引を開始した。韓国保険福祉省が26日、新型コロナウイルスよる感染者数が累計で前日比115人増の1261人になったと発表する中、日経先物が50円安に再下落したことで戻り売りに押される展開となった。米長期金利が1.31%台まで一時低下し、弱い欧州株とともにNYダウ先物が一時150ドル超安まで下げるのを眺めてドル売りが優勢になった。その後、NYダウ先物が下げ幅を縮めたほか、米長期金利も低下幅を縮小したことを眺め、徐々に下値を切り上げる展開となった。

 

欧州株が持ち直すとリスク回避の動きも後退し、NYダウが360ドル超上昇する中、一時110.70円付近までドルは上昇した。新型コロナウイルスの感染が世界的にまん延し、景気を冷やすとの警戒感が根強いほか、米長期金利が低下に転じたことが相場の重石となった。一時460ドル高ほどの上昇となったNYダウが上げ幅を縮小するなど上値の重さが嫌気されドル売りとなった。その後、米国で新たに15件目の感染者が確認されたとの発表を受け、米国での感染拡大が警戒されドル売りとなった。

 

★欧米主要経済指標

・米・1月新築住宅販売件数:76.4万戸(予想:71.8万戸、12月:70.8万戸←69.4

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は110.12-70円のレンジ相場

・来週にも始まる英国とEUの貿易交渉への懸念が広がりポンド売り

・世界的な感染拡大への懸念が広がるなか神経質な展開

・米食品医薬品局がバンデミックに警戒を鳴らすと米国株失速

・NY市近郊で新型コロナウイルスの感染の可能性との報道

・トランプ大統領の新型肺炎に関する会見への期待からドル買い戻し

・VIX指数は27.85から27.56へわずかに低下

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