★欧州市場朝方の取引では、独仏などが祝日のため、市場参加者が少ない中で、主要通貨に対してドル全面高の流れが持続した。英国の4月製造業PMIと3月住宅ローン承認件数はいずれも予想を下振れ、来週の英中銀金融政策委員会(MPC)での利上げ観測は弱まったことを受け、欧州通貨が弱含んだ影響でドル買いが広がった。欧州市場中盤では、翌日のFOMC結果発表において利上げ継続の方針が示されるとの見方に支えられドル高地合いを維持した。米長期金利の上昇などを手掛かりに全般ドル買いが先行し、一時109.70円を付けたあとも高値圏で推移した。米4月ISM製造業景況指数の下振れを機に円買い戻しが入ったが、相場への影響は一時的だった。一時109.79円と2月5日以来の高値圏まで値を上げたものの、買い一巡後はNYダウが320ドル超下落したことを受け徐々に上値を切り下げた。NYダウの下げ幅縮小や米長期金利上昇をながめドルの買い戻しが優勢となった。
米3月建設支出や4月ISM製造業景況指数が予想を下回ったものの、ISM支払い価格が予想を上回り2011年4月以降7年ぶり高水準となったため、インフレ上昇や速やかな利上げ観測が強まり、ドルが堅調推移となった。注目されていたアップルの3Q売上見通しは515億-535億ドルとなり、市場予想の514億ドルを上回った。また、1000億ドルの新たな自社株買いと16%増配を発表した。時間外取引でアップルの株価は上昇している。NYダウは下落したものの、円安やアップルの決算を受けて、日本株は強含む可能性が高い。大証日経先物は40円高の22,540円で終了した。
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