FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 手掛かり材料乏しく方向感出ず!

 

★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物が100ドル安に反落となる中、リスク回避の円高地合いが持続も値幅は限定的だった。なお、欧州株は高安まちまちだった。欧州勢の参入後に一時ドル売りが強まり109.15円まで下押ししたが、その後は売りも一服した。欧州市場中盤の取引では、対ユーロを中心にドルが全般弱含みとなった。NYダウ先物は103ドル安に再下落した。

 

ドル買い戻しの流れに沿って下値を切り上げる展開になった。なお、NY連銀製造業景気指数は24.3と市場予想の23.7をわずかに上回る結果となったが、相場への影響は限定的だった。NYダウの下落に連れてリスク回避の動きが優勢になった。一方、米長期金利は1.63%から1.64%まで上昇した。NYダウが122ドル安でリスク回避のドル買いがやや優勢になった。欧州時間につけた109.04円を安値に下げ渋った。米長期金利は1.63%台で動意の鈍い展開になった。新規手掛かり才良うの乏しい中、109.10円台でこう着した。NYダウは下げ渋るもマイナス圏での推移が続いたほか、米長期金利も1.64%前後で小動きとなった。

 

★欧米主要経済指標

・米・5月NY連銀製造業景気指数:24.3(予想:23.9、4月:26.3)
・米・5月NAHB住宅市場指数:83(予想:83、4月:83)
・米・3月対米証券投資収支・長期有価証券(株式スワップ等除く):+2622億ドル(2月:+43億ドル←+42億ドル)
・米・3月対米証券投資全体:+1464億ドル(2月:+737億ドル←+726億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は109.04-32円のレンジ

・英国では行動制限が一段と緩和される中ポンド買い

・経済活動正常化に伴うエネルギー需要への期待から原油続伸

・ECBが向こう数カ月で債券買い入れペースを鈍化との観測

・5月NY連銀製造業景気指数が予想を上回り債券売り

・クラリダ米FRB副議長が緩和縮小を協議するのは時期尚早

・VIX指数は18.81から19.72へ上昇

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