★欧州市場朝方の取引では、株価が伸び悩む中、ポンド売りが主導する形で、ドルと円が堅調推移となった。日経先物は小幅安、米長期金利の上昇は一服した。欧州株が前日比マイナス圏に失速、NYダウ先物や日経先物も続落となる中、クロス円の下落に連れて、ドル/円は軟調推移となった。
NY勢参入後は、113.10円台で方向感のない動きが続いたが、クロス円の反発とともに113.30円台まで強含んだ。しかし、113.40円台手前はドル売り注文が厚く上値の重い展開となった。米長期金利の低下に伴って円買い・ドル売りが強まった。欧州通貨などが対ドルで買い戻されてドルは相対的に弱含みとなりドル/円の重石となった。クロス円の円安推移は一定の支えとなったものの、ユーロやポンドなどに対するドル軟化が重石となった。トランプ大統領が『インフレの問題はない』『FRBがやっていることは好きではない』『金利についてそんなに急ぐ必要はないと考える』などと述べると、一時112.84円と日通し安値を付けた。
★欧米主要経済指標
特になし
★国際通貨基金(IMF)見通し
・世界成長、2018年3.7%(前回3.7%)、2019年3.7%(前回3.7%)
・米国2019年成長見通し2.5%(前回2.7%)
・中国2019年成長見通し6.2%(前回6.4%)
・ユーロ圏2018年成長見通し2%(従来2.2%)
・日本2018年成長見通し1.1%(従来1.0%)
★欧米市場のポイント
・112.84-113.36円のレンジ相場
・米長期金利は一時3.2594%前後まで上昇
・トランプ米大統領の利上げけん制発言
・イタリアの財政懸念継続
・英国のEU離脱懸念後退でポンド買い加速
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