★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物と米長期金利が伸び悩むに連れ、リスク選好の流れが後退し小幅反落となった。欧州株やNYダウ先物が軟調に推移する中、クロス円の反落がドルの重石となり108.50円近辺と日中安値付近でもみ合い推移となった。108.40円台へじり安となった後は108.50円台で小動きとなった。英下院でジョンソン政権が提出した離脱協定法案の審議が続いた。与・野党の対立が鮮明になる中でポンド売りが優勢となり、クロス円に上値を抑えられ円買いが優勢となった。
米10月リッチモンド連銀製造業景気指数が8となり、▲7に反してプラスとなったことも相場の下支え要因となった。米9月中古住宅販売件数は予想を下回ったが、前月の数値が上方修正された。NYダウが一時100ドル超上昇するとリスク選好の円売りが支えとなった。ただ、良好な米2年債入札後に米長期金利が小幅低下するとドル買いが一段落した。英・EU離脱の先行きに対する不透明感が米国株の上昇幅縮小や、米長期金利が低下する動きにつながり、ドル/円の圧迫要因となり狭いレンジながら下落基調となった。
★欧米主要経済指標
・英・9月公的部門純借入額(銀行部門除く):+94億ポンド(予想:+97億ポンド、8月:+56億ポンド←+64億ポンド)
・米・9月中古住宅販売件数:538万戸(予想:545万戸、8月:550万戸←549万戸)
・米・10月リッチモンド連銀製造業指数:8(予想:-7、9月:-9)
★欧米市場のポイント
・108.39-62円のレンジ相場
・英・EU離脱の先行きに対する不透明感強い
・英議会は離脱関連法案の早期成立を目指す動議を否決
・米10月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想外に好調
・フェイスブックが47州から独禁法に基づく調査
・VIX指数は14.00から14.46へ上昇
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