★欧米市場朝方の取引では、NYダウ先物が反発、米長期金利も上昇となるなか、ドルは対円を中心に堅調推移となった。ただ、22日に付けた前週高値112.89円が意識され、同水準を前に売り買いが交錯した。NYダウ先物が上げ幅を縮小したことでドル買いがやや弱まった。その後、ユーロ売りをきっかけにドル買いも盛り返す展開となった。
NY勢の参入後もドル買いの流れは継続した。ただ、113.00円に観測される厚めのドル売りオーダーを前に上げとまり失速した。その後、オセアニア通貨に対してドル売りが進んだ影響も受けて、一時112.68円付近まで下押しした。NYダウが280ドル超上昇したが円売りの反応は鈍かった。引け後に注目されるイーベイやフェイスブックの決算を控えて株価の値動きが定まらないことでリスクオンにはならなかった。値ごろ感から一時NYダウが460ドル超上昇すると円売り・ドル買いがじわりと強まり113円台に上昇した。日経先物も160円上昇したことも相場の支援材料となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・7-9月期GDP速報値:前年比+1.7%(予想:+1.8%、4-6月期:+2.2%←+2.1%)
・ユーロ圏・10月景況感指数:109.8(予想:110.0、9月:110.9)
・独・10月失業率:5.1%(予想:5.1%、9月:5.1%)
・独・10月失業者数:-1.1万人(予想:-1.2万人、9月:-2.3万人)
・米・8月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+5.49%(予想:+5.80%、7月:+5.90%←+5.92%)
・米・10月消費者信頼感指数:137.9(予想:135.90、9月:135.3←138.4)
・独・10月消費者物価指数速報値:前年比+2.5%(予想:+2.4%、9月:+2.3%)
★欧米市場のポイント
・112.68-113.17円のレンジ相場
・ドイツ政治の先行き不透明でユーロ売り
・英国のEU離脱を巡る懸念継続
・イタリアの財政策の混乱も継続
・米中貿易摩擦後退で米国株に押し目買い
・VIX指数は24.70から23.35へ低下
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