★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物の上昇を眺めながらドルが買われたが、前日高値112.53円を超えるほどの勢いはなく、NYダウ先物が上げ幅を縮小すると112.30円近辺まで押し戻された。欧州市場では112.20円台でもみ合いとなったが、欧州株式市場は主要指数が総じて強含んだことで、リスク回避の円買いムードは弱かった。連日にわたる大幅安の米国株式相場の動向を見極めたいとして112.30円前後で様子見ムードが広がった。欧州通貨絡みの取引が中心となったため、112.30円を挟んでこう着した。
米国株式市場が伸び悩み、米長期金利が低下している中、ドル売り優勢の動きへと変化し112円処の攻防が意識された。前日比でNYダウが一時マイナス、米長期金利は3.14%に低下したことでリスク回避を意識した円買いが入った。引けにかけてハイテク株に押し目買いが入り、NYダウが300ドル超上昇したことや、米長期金利が終盤上昇に転じたことも相場の支えになりドルの買い戻しが入った。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・8月鉱工業生産:前月比+1.0%(予想:+0.5%、7月:-0.7%←-0.8%)
・米・9月輸入物価指数:前月比+0.5%(予想:+0.2%、8月:-0.4%←-0.6%)
・米・9月輸入物価指数:前年比+3.5%(予想:+3.1%、8月:+3.8%←+3.7%)
・米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:99.0(予想:100.5、9月:100.1)
・米・10月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:2.8%(9月:2.7%)
・米・10月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.3%(9月:2.5%)
★欧米市場のポイント
・111.85-112.37円のレンジ相場
・米中首脳会談の開催が100%確実ではないとの報道に失望
・引けにかけてNYダウ上げ幅拡大
・VIX指数は24.98から21.31へ低下
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