★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が2.65%台へ低下し、NYダウ先物が100ドル超の下落となったことで、110.60円台までじり安となった。なお、欧州株は軟調に取引を開始した。欧州株が下げ渋り、日経先物も40円安に下げ幅縮小する中、ドルがやや持ち直しの展開となった。欧州市場入り後の上下動からNY勢待ちの様相となり、110.75円付近でこう着推移となった。
米10-12月期のGDP速報値が前年比年率2.6%と予想の2.2%を上回ったうえ、米10-12月期コアPCE速報値が1.7%と予想の1.6%を上回ったことで円売り・ドル買いが強まった。その後の米2月シカゴ購買部協会景気指数が64.7と予想の57.5を上回ったことで円売り・ドル買いが継続した。米長期金利が2.71%前半へ一時上昇し、ドルの下支えとなった。米長期金利の上昇が止まると111.30円台での推移となり、昨年12月21日の高値111.46円も抵抗水準として意識された。米長期金利が2.72%後半まで上昇するとドル/円も再び強含んだ。
★欧米主要経済指標
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.5.万件(予想:22.0万件、前回:21.7万件←21.6万件)
・米・失業保険継続受給者数:180.5万人(予想:173.7万人、前回:172.6万人←172.5万人)
・米・10-12月期GDP速報値:前期比年率+2.6%(予想:+2.2%、7-9月期:+3.4%)
・米・10-12月期個人消費速報値:前期比年率+2.8%(予想:+3.0%、7-9月期:+3.5%)
・米・10-12月期GDP価格指数:前期比+1.8%(予想+1.7%、7-9月期:+1.8%)
・米・2月シカゴ購買部協会景気指数:64.7(予想:57.5、1月:56.7)
・米・2月カンザスシティ連銀製造業活動:1(予想6、1月5)
★欧米市場のポイント
・110.61-111.49円のレンジ相場
・米朝首脳会談の合意見送りで一時ドル売り優勢
・英国のユースティス農相がメイ首相に反対し辞任
・好調な米経済指標受け米長期金利上昇でドル買い
・200日SMAの111.33円を上抜けたことで底堅く推移
・VIX指数は14.70から14.78へ上昇
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