FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 取引材料乏しく方向感欠く展開!

 

★欧州市場朝方の取引では、前週末高値の115.43円が意識されると上値が重くなった。なお、欧州主要株価指数は反発して取引を開始した。NYダウ先物が軟調に推移する中、ドル/円はユーロ/円の反落にも圧迫されてドルは下押しした。米長期金利は1.905%近辺で伸び悩み推移した。欧州株式市場は主要指数が失速し、株安を嫌気した円買いに振れた。また、NYダウ先物は下げ幅を拡大し、株安への警戒感から円買いを支援した。対ユーロなどでドル売りが進んだ影響から本日安値圏でのさえない動きが続いた。

 

米長期金利が再上昇したことで、全般的にドルがやや持ち直した。米長期金利の指標である米長期金利が1.93%台まで上昇したことも相場を下支えした。一時115円を割り込む場面があったが、米長期金利が2020年1月以来の水準となる1.94%手前まで上昇したこともあり下値は堅かった。NY午後に入り、米金利の上昇は落ち着き、米国株は強弱まちまちとなるなど取引材料に乏しく、115円台前半でのもみ合いが続いた。

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は114.88-115.33円のレンジ

・いったんの材料出尽くしとして持ち高調整の円買い

・米10年債利回りが1.9376%と2020年1月来の高水準

・米国では新型コロナウイルスの新規感染者が減少

・米FRBによる金融引き締め加速への警戒感から株売り

・VIX指数は23.22から22.86へ低下

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