★欧州市場序盤の取引では、ドルは先週末のレンジ内での持ち合い商状を維持しており、上値追いの動きも限定的だった。なお、欧州主要株価指数は概ね堅調に推移した。NYダウ先物が250ドル超安まで下げ幅を拡大したことも重石となり、ドル買い一服後は押し戻される展開となった。日米株価先物指数が軟調に推移し、米長期金利が0.62%台へ低下したほか、WTI原油先物物価が14.30ドル付近まで下落したことで円買いが優勢になった。欧州主要株価指数が全面安で推移、NYダウ先物も400ドル超安に下げ幅を広げる中、リスク回避のドル買い戻しが優勢となった。
米長期金利の低下などが相場の重石となったものの、手掛かり材料に欠けたことから、相場の大きな方向感が出なかった。WTI先物・期近5月限が史上最安値となる4ドル台まで暴落したものの、為替相場の反応は鈍いままで、107.60円台を注視に小幅な上下に留まった。原油安を嫌気して570ドル前後まで下げ幅を拡大したNYダウを眺めながら、107.60円台で戻りが鈍かった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・2月貿易収支:+230億ユーロ(1月:+13億ユーロ)
・ユーロ圏・2月経常収支:+402億ユーロ(1月:+318億ユーロ←+347億ユーロ)
・米・3月シカゴ連銀全米活動指数:-4.19(予想:-3.00、2月:+0.06←+0.16)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は107.57-87円のレンジ
・原油の現物を引き取りたくない投資家の投げ売り
・WTI原油先物が暴落すると安全資産としてのドル買い優勢
・WTI先物・期近5月限は1バレル=▲40.32ドルまで暴落
・米長期金利が低下するとドル売り
・原油相場以外の手掛かり材料に欠けたことから方向感出ず
・VIX指数は38.15から43.83へ上昇
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