★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が持ち直し、米長期金利も3.00%台を回復したことを受け、リスク回避の円買いは一服した。欧州株はほぼ全面高、NYダウ先物も切り返し、米長期金利が3.01%台に上昇したことで、足元は戻りを試す展開となった。NY勢参入を控え、リスク回避の円買いは後退したが、109.70円前後で方向感を欠いた動きとなった。NY勢参入後109.50-52円へ緩んでいたが、米新規失業保険申請件数発表後は109.60円台へ小幅反発した。米新規失業保険申請件数は、23.4万件と市場予想を若干上回るも、市場の反応は限定的だった。トランプ米大統領が米朝首脳会談をとりやめたことを明らかにすると、リスク回避目的の売りが加速した。米朝金利の低下拡大やNYダウ270ドル超安をながめ、一時109円台割れとなった。米国株式市場や米長期金利の低下が一服するとやや下値を切り上げた。また一部通信社から『米政府は北朝鮮への新たな制裁を検討している』と報じた。
北朝鮮を巡る地政学リスクが再燃したことから、安全資産とされる円を買う動きが強まった。一時280ドル超下落したNYダウが急速に下げ幅を縮めると円買い・ドル売り圧力は後退した。米長期金利が低下幅を縮小したことなども相場の重石となり、やや上値を切り下げた。一時心理的な節目となる109.00円割れとなったが、直ぐに回復するなど一方的な円高は回避された。ただ、地合い的には円高基調となっていることから、本日は109.00円台を維持出来るかが焦点となる。下抜けすると、3月23日の安値と5月21日高値の38.2%押し108.79円や50.0%押し107.99円と75日線の107.64円が節目となりやすい。本日は『ゴトー日』にあたり仲値決定後の為替相場の動きには注意が必要となる。ここ数日間、仲値決め後から株安や円高が拡大する傾向となっている。
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