★欧州市場序盤の取引では、米長期金利が低下幅を縮小したことに連れて、ドル/円の下落も一服となり、109.42円前後で売買が交錯した。なお、NYダウ先物は70ドル安で下げ渋った。欧州市場ではドル/スイスの下落に主導されてドルが弱含み、109.30円近辺に再下落した。なお、欧州株は軟調地合いを持続した。NYダウ先物は80ドル安で推移した。具体的な材料が乏しく、様子見ムードで積極的な売り買いは手控えられ、109.30円付近と、変わらずの値動きが続いた。その後、アフガニスタン情勢を受けた地政学リスク回避の円買いの流れが続いている中109.20円台まで下落した。
米8月NY連銀製造業景気指数が18.3と、7月43.0から予想以上に悪化したことに失望し、ドルは弱含み推移となった。米長期金利の低下などを眺め円買い・ドル売りが先行した。NYダウが一時280ドル超下落すると、リスク回避の円買いも優勢になった。米長期金利が1.2217%まで低下後、1.2467%まで戻したことで、ドル売りは一服した。米長期金利が一服し、NYダウが一時10ドル安前後まで下げ幅を縮めるのを眺め、109.20台で下値を切り上げた。109.20円台で支えとなったものの、強い動意には繋がらなかった。
★欧米主要経済指標
・米・8月NY連銀製造業景気指数:18.3(予想:28.5、7月:43.0)
・米・6月対米証券投資収支・長期有価証券(株式スワップ等除く):+1109億ドル(5月:-300億ドル←-302億ドル)
・米・6月対米証券投資全体:+315億ドル(5月:+982億ドル←+1053億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.08-44円のレンジ
・デルタ株の感染拡大が警戒され世界経済の回復鈍化懸念
・8月NY連銀製造業景気指数が予想外の悪化
・米10年債利回りは一時1.2217%前後まで低下でドル売り
・アフガニスタン情勢を受けた地政学リスク回避の円買い
・VIX指数は15.45から16.12へ上昇
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