★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物や日経先物が伸び悩む中、前日の欧米市場での円売り戻しの流れは失速した。なお、欧州株は堅調に取引を開始した。『イランは13の対米報復シナリオを検討』との一部報道が伝わるとドルは失速した。欧州株市場が総じて強含んだことで、リスク選好的な円売りが優勢となった。ただ、地政学リスクにより円売りは限定的となった。その後は、NY勢の本格参入を前に108.40円付近で様子見ムードが広がった。
米国株相場の下落を背景にリスク回避的な円買い・ドル売りがじわりと強まった。しかし、NYダウが下げ幅を縮小したことや米長期金利が上昇に転じたことなどをながめ円売り・ドル買いが進行した。ただ、NYダウが3桁安で推移するのをながめながらドル買いは一服したが、米長期金利が1.82%台まで上昇したことが下支えとなった。
AM6:30前後に『イラクの米軍基地がイランの攻撃を受けている』との一部報道を受けて一時108.35円付近まで下押したが、誤報と伝わるとすぐに持ち直した。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・12月消費者物価指数速報値:前年比+1.3%(予想:+1.3%、11月:+1.0%)
・ユーロ圏・12月消費者物価コア指数速報値:前年比+1.3%(予想:+1.3%、11月:+1.3%)
・ユーロ圏・11月小売売上高:前月比+1.0%(予想:+0.7%、10月:-0.3%←-0.6%)
・米・11月貿易収支:‐431億ドル(予想:-436億ドル、10月:-469億ドル←-472億ドル)
・米・12月ISM非製造業景況指数:55.0(予想:54.5、11月:53.9)
・米・11月製造業受注:前月比‐0.7%(予想:-0.8%、10月:+0.2%←+0.3%)
・米・11月耐久財受注改定値:前月比‐2.1%(予想:-2.0%、速報値:-2.0)
・米・11月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比-0.1%(速報値:0.0%)
・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比-0.3%(速報値:-0.3%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円は108.20∸63円のレンジ相場
・12月米ISM製造業新規受注は予想を上回る
・11月米製造業新規受注は予想を上回る
・イランは13の対米報復シナリオを検討との報道でドル売り
・中東報道でドル/円相場が振れる展開継続
・VIX指数は13.85から13.79へ低下
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