★欧州市場朝方の取引では、欧州株が全面安となったことで、一時107.55円前後に続落となったが後、107.65円付近で下げ渋る展開となった。世界景気の減速懸念や英国のEU離脱に絡む警戒などからリスク回避的な円買いが優勢となった。欧州市場では、米長期金利が1.62%台に低下し、NYダウ先物も軟調になったことで円買いがじわりと強まった。9月ADP全米雇用報告が予想を下回ったほか、前月分が下方修正されたことでドル売りで反応した。
NYダウが一時300ドル超下落し、米長期金利が1.66%から1.61%まで低下しほぼ1ヵ月ぶりの低水準となったことでリスク回避の円買いが継続した。その後も、米国の景気減速懸念を背景にNYダウが一時480ドルまで下げ幅拡大し、米長期金利も1.59%台まで低下したことも円買いが継続した。さらに、NYダウが一時600ドル弱下落し、26,000ドルを割り込み、米長期金利が1.58%まで低下したことがリスク回避の動きに拍車がかかった。引けにかけては、NYダウが440ドル安程度まで下げ幅を縮めたことで、ドルの買い戻しを誘ったものの上値の重い展開となった。
★欧米主要経済指標
・英・9月建設業PMI:43.3(予想:45.0、8月:45.0)
・米・9月ADP雇用統計:前月比+13.5万人(予想:+14.0万人、8月:+15.7万人←+19.5万人)
★欧米市場のポイント
・107.03-72円のレンジ相場
・英9月建設業PMIが43.3と予想の45.0を下回りポンド売り
・ECBの金融政策緩和が現状にとどまるという懸念から債券売り
・世界景気の減速懸念が高まりリスク回避の動き
・米欧間の貿易摩擦が激化する恐れが強まる可能性を嫌気
・VIX指数は18.56から20.56へ上昇
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