★欧州市場序盤の取引では、対欧州通貨などでドルの買い戻しが入った。米長期金利が1.57%台へ上昇していることから、108.90円台までじり高に推移した。なお、欧州株はほぼ全面高、NYダウ先物は79ドル高に反発した。108.90円台に浮上したが、109円手前の売りに押され上値の重さが警戒された。欧州株式市場は下げに転じる指数がみられ、株高を好感した円売りは抑制された。バネッタECB専務理事が『現時点での債券購入の減速は正当化できない』などの見解を示したことがユーロの重石となった一方で、ドル/円は108.90円前後での小動きとなった。
日本の景気総括判断の下方修正や緊急事態宣言の再延長要請の動きなどを受けた円売りが強まった。前日の高値109.07円が目先の戻り目処として働くとドルは失速した。その後、ロンドン・フィキシングに向けたドル買いのフローが入ると再び109円台に乗せた。米5年債入札を控えていたこともあり、買い一巡後は109.10円割れで様子見ムードが広がった。米長期金利が1.58%台回復などを眺めてドル買いが強まった。クオールズ米FRB副議長が『経済強ければ今後の会合でテーパリング協議も』と述べたことで底堅い展開になった。
★欧米主要経済指標
特になし
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は108.79-109.17円のレンジ
・バネッタECB専務理事がハト派発言でユーロ売り
・ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いフロー観測
・米5年債入札は好調な結果
・クオールズ米FRB副議長のタカ派発言でドル底堅い展開
・VIX指数は18.84から17.36へ低下
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