欧州市場序盤の取引では、調整円高の流れが持続した。なお、独DAX指数は1.2%安に反落、米長期金利は2.36%台に再低下した。米長期金利が2.40%近辺に上昇となったことを受けドルが下げ渋りとなった。ドイツのインフレ高進を期待したユーロ買いは一服し、ドルは底堅い値動きが続いた。欧州市場では、欧米株価指数は軟調地合いで株安を嫌気した円買いの振れ、ドルの戻りを抑えた。
NY勢が参入し始めているが以前として121円台半ばから後半で方向感が出なかった。米長期金利の上昇を支えに戻り高値122.21円近辺まで持ち直したが、ドル買いは続かず失速して上値の重い動きになった。ロンドン・フィキシングにかけては買い戻しが進み122円台前半まで持ち直した。121円台後半で下げ渋ったが、米長期金利の低下が重石となり、積極的に買い戻しを進める動きにならなかった。NY午後に入ると値動きは一段と細ったが、121円後半で上値が重くなった。米長期金利は2.35%前後で上下し落ち着いた動き。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・3月景況感指数:108.5(予想:108.0、2月:113.9←114.0)
・独・3月消費者物価指数速報値:前年比+7.3%(予想:+6.2%、2月:+5.1%)
・米・3月ADP雇用統計:+45.5万人(予想:+45.0万人、2月:+48.6万人←+47.5万人)
・米・10-12月期GDP確定値:前期比年率+6.9%(予想:+7.0%、改定値:+7.0%)
・米・10-12月期個人消費確定値:前期比年率+2.5%(予想:+3.1%、改定値:+3.1%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は121.54-122.21円のレンジ
・ECB理事会メンバーから今年後半の利上げを予想する発言
・ウクライナ情勢を巡る懸念が再び高まりユーロ伸び悩む
・米10年債利回りが低下に転じたことでドル売り
・VIX指数は18.90から19.33へ上昇
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