★欧州市場序盤の取引では、ドルが対欧州通貨中心に強含みとなった。なお、NYダウ先物は130ドル高、日経先物は20円安でもみ合いとなった。日経先物が小幅続伸となる中、ユーロ/ドルの下落のドルが下支えされ、ドルが底堅さを維持した。ECB当局者のユーロ高けん制発言でユーロ/ドルが一段安となり、ドルをやや押し上げた。その後、ユーロ/ドルの下げ一服に連れて、ドルは上げ渋りとなった。ただ、米長期金利が0.682%付近に小幅上昇となる中、ドルの下押しも限定的となった。米長期金利の上昇や株高を受けて日通し高値を付けた。
米8月ADP雇用統計の予想を下回る結果を受けて小幅安の初期反応となった。米長期金利が一時前日比マイナス圏へと転じたが、直ぐにプラス圏へ浮上したため、一方的にドル売りが進む展開にはならなかった。一目均衡表雲の下限が位置する106.31円がレジスタンスとして意識されると伸び悩みとなった。米長期金利が低下に転じたことも相場の重石となった。前日同様NY午後に入ると値動きが限られ小動きとなった。ベージュブックの発表待ちの展開となった。NYダウが一時510ドル超上昇する中、106.31円を上抜け出来なかったことで下押しする展開となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・7月生産者物価指数:前年比-3.3%(予想:-3.3%、6月:-3.7%)
・米・8月ADP雇用統計:+42.8万人(予想:+100.0万人、7月:+21.2万人←+16.7万人)
・米・7月耐久財受注改定値:前月比+11.4%(予想:+11.2%、速報値:+11.2%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比+2.6%(予想:+2.4%、速報値:+2.4%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+2.4%(速報値:+2.4%)
・米・7月製造業受注:前月比+6.4%(予想:+6.1%、6月:+6.4%←+6.2%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は105.98-106.30円のレンジ
・英国の合意なき離脱懸念高まる
・ECB当局者のユーロ高けん制発言でユーロ売り
・7月独小売売上高指数が予想を下回りユーロ売り
・8月ADP全米雇用報告が予想を下回る結果
・一目均衡表雲お下限106.31円がレジスタンス
・特段新味がなくベージュブックには反応薄
・VIX指数は26.12から26.57へ上昇
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