★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が2.15%台に小幅低下となったことを背景に、ドルは主要通貨に対して軟調に取引され、118.68円付近にドルが小幅反落した。なお、欧州主要株価指数は続伸スタートした。欧州市場では、118.60円台と狭いレンジ内での値動きとなった。欧州株式市場で高安まちまちとなり、方向感の乏しい展開になった。米長期金利が2.10%台に低下幅を広げたことを背景に、ドルは再下落となった。ロシア大統領府の『ウクライナとの交渉で大きな前進があったという報道は誤り』との発言も嫌気された。
発表された米経済指標が概ね予想より強かったことや米長期金利が低下幅を縮めるにつれて118.80円付近まで水準を戻した。NY勢参入後は、米長期金利の低下に伴いドル売りが目立つ展開になった。市場ではロンドンのフィキシングに絡んだドル売りフローが観測されたとの指摘もあり日通し安値をつけた。米長期金利の低下で、その後も戻りの鈍い動きが続いた。米長期金利の低下幅縮小を手掛かりにしたドルの買い戻しが入り118.60円台まで切り返した。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・2月消費者物価指数改定値:前年比+5.9%(予想:+5.8%、速報値:+5.8%)
・ユーロ圏・2月消費者物価コア指数改定値:前年比+2.7%(予想:+2.7%、速報値:+2.7%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.4万件(予想:22.0万件、前回:22.9万件←22.7万件)
・米・失業保険継続受給者数:141.9万人(予想:148.0万人、前回:149万人←149.4万人)
・米・2月住宅着工件数:176.9万戸(予想:170.0万戸、1月:165.7万戸←163.8万戸)
・米・2月住宅建設許可件数:185.9万戸(予想:185.0万戸、1月:189.5万戸)
・米・3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:27.4(予想:14.5、2月:16.0)
・米・2月鉱工業生産:前月比+0.5%(予想:+0.5%、1月:+1.4%)
・米・2月設備稼働率:77.6%(予想:77.9%、1月:77.3%←77.6%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は118.33-83円のレンジ
・英中銀はMPCで政策金利を0.75%へ引き上げを決定
・ロシア大統領府がウクライナとの停戦交渉の前進報道を否定
・ロンドンのフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測
・安く始まった米国株相場の持ち直しにより円売り優勢
・VIX指数は26.67から25.67へ低下
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