★欧州市場序盤の取引では、株高を背景にドルは弱含み、104.57円近辺に小幅反落した。なお、NYダウ先物は190ドル高に続伸、欧州株も全面高で取引がスタートした。欧州主要株価が1.5%超に上げ幅拡大、NYダウ先物も355ドル高に大幅続伸となる中、為替市場ではリスク選好によるドル安・円安が交錯し、104.60円前後で小幅な値動きとなった。米大統領選の投開票を控えており、リスク先行的な取引は抑制されるとの見方が多かったものの、底堅い展開が続いた。欧州市場中盤の取引では、欧米株が大幅続伸となったことを受け、ドルが全面安で推移したことを受け104.65円付近と小幅上げ渋る展開となった。なお、NYダウ先物は455ドル高、米長期金利は0.872%付近で推移した。
一時104.80円付近まで上昇したが、米大統領選の投開票を控えて、ドル買いも一服した。株価の上昇を受けたリスク選好のドル売りと円売りが同時に出たため相場は方向感が出なった。ロンドンフィキシングを前にドル売りが優勢になった。NYダウが690ドル近く上昇するなどリスク選好のドル売りが優勢になった。その後は、NYダウの上げが一服、米長期金利も0.90%から0.87%まで低下したことで、下げ止まる展開となった。
★欧米主要経済指標
・米・9月耐久財受注改定値:前月比+1.9%(予想:+1.9%、速報値:+1.9%)
・米・9月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比+0.9%(予想:+0.8%、速報値:+0.8%)
・米・9月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+0.5%(速報値:+0.3%)
・米・9月製造業受注:前月比+1.1%(予想:+1.0%、8月:+0.7%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は104.40-79円のレンジ
・トルコリラは様々な懸念材料から連日で最安値を更新
・バイデン氏が公約に揚げる大規模な財政出動実現への期待で株高
・ロンドンフィキシングに絡んだドル売りのフロー観測
・欧米株高を背景に総じてリスク選好のドル売り優勢
・VIX指数は37.13から35.55へ低下
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