★欧州市場朝方の取引では、イタリア株を中心に欧州株が概ね堅調に取引され、ドル/円・クロス円は前日比プラス圏を回復した。欧州株は全面高、NYダウ先物も大幅高となり、リスク回避的な円買いは収束した。株高を受けて米長期金利が3.13%台まで上昇したことでドル買いが入った。ただ、ECB理事会を前に、積極的な売り買いは手控えられた。その後も、リスクオフの動き一服で円売りが優勢となったものの、買い一巡後は112.30円を挟んで小動きとなった。ECB理事会で金融政策据え置きの発表後、112.40円台へ上昇した。
NYダウが一時200ドル超上昇したことなどをながめ円売りが強まった。その後もNYダウが上昇幅を拡大したことを眺め円売り・ドル買いが強まった。堅調な米国株を眺めながら一時112.67円まで上値を伸ばした。その後はNYダウ500ドルを超えたが反応は鈍かった。NYダウが上昇幅を縮めるとドルの上値も重くなりじり安となった。
★欧米主要経済指標
・英・9月銀行協会住宅ローン承認件数:38505件(予想:39000件、8月:39241件←39402件)
・米・9月耐久財受注速報値:前月比+0.8%(予想:-1.5%、8月:+4.6%←+4.4%)
・米・9月耐久財受注(輸送用機除く):前月比+0.1%(予想:+0.4%、8月:+0.3%←0.0%)
・米・9月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防):前月比0.0%(予想:+0.4%、8月:0%←-0.2%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.5万件(予想:21.5万件、前回:21.0万件)
・米・失業保険継続受給者数:163.6万人(予想:164.4万人、前回:164.1万人←164.0万人)
・米・9月卸売在庫速報値:前月比+0.3%(予想:+0.5%、8月:+0.9%←+1.0%)
・米・9月中古住宅販売成約指数:前月比+0.5%(予想:0.0%、8月:-1.9%←-1.8%)
★欧米市場のポイント
・112.06-67円のレンジ相場
・ECB定例理事会では現状維持を決定
・イタリア予算を巡りEUとの対立深まる
・メイ英政権の先行き不透明感くすぶる
・NYダウは400ドル超の大幅反転
・VIX指数は25.23から24.22へ低下
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