★欧州市場朝方の取引では、イタリア財政懸念やドイツ製造業PMIの下振れが嫌気され、ドルは底堅く推移した。ドル/円の動意は乏しく112円台半ば付近でもみ合い商状が継続した。NYダウ先物が大幅続落、欧州株も伸び悩み推移となったが、ドル/円の下押しは限定され、112.50円前後でもみ合いとなった。対欧州通貨中心にドル高が進んだほか、米長期金利の低下や株安が一服したことでドルが再上昇した。ただ、112.70円より上の水準では継続的に売りオーダーが並んでいることで上値も限定的となった。NYダウ先物の下幅縮小、米長期金利の3.15%台を背景に112.70円までじり高となった。
小幅高で寄り付いたNYダウがマイナス圏に沈むとドル/円もじり安となった。米新築住宅販売が予想を下回ったことが嫌気され、上昇していたNYダウが再び下落に転じたことでリスク回避の円買いが再燃した。ナスダック総合が5ヵ月以上ぶりの水準まで下落し、NYダウも軟調な地合いは変わらなかった。米国株の重さに引きずられじり安となった。米国株が下げ幅拡大し、米長期金利も低下したことでリスク回避の動きが再燃した。
★欧米主要経済指標
・英・9月銀行協会住宅ローン承認件数:38505件(予想:39000件、8月:39241件←39402件)
・米・8月FHFA住宅価格指数:前月比+0.3%(予想:+0.3%、7月:+0.4%←+0.2%)
・米・9月新築住宅販売件数:55.3万戸(予想:62.5万戸、8月:58.5万戸←62.9万戸)
・米・10月製造業PMI速報値:55.9(予想:55.3、9月:55.6)
・米・10月サービス業PMI速報値:54.7(予想:54.0、9月:53.5)
・米・10月総合PMI速報値:54.8(9月:53.9)
★欧米市場のポイント
・112.06-74円のレンジ相場
・イタリア政府とEUの対立悪化懸念
・欧州経済の先行き懸念高まる
・世界景気の先行き不透明感から株下落
・リスク回避ながらも112円台維持
・VIX指数は20.71から25.23へ大幅上昇
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