★欧州市場朝方の取引では、欧州株が全面安で推移、日経先物も続落する中、リスク回避によるドル買い・円買いの動きが加速した。市場ではCTA(商品投資顧問)から引き続きドル売りが観測されたとの指摘があり、110.00円を下抜けると目先のストップロスを誘発し、下げ足を速めた。その後、NY勢参入を控え、株価が下げ止まる中、一時109.53円前後にドルが大幅下落となったことで、持ち高調整の買戻しの動きが入った。米朝首脳会談の延期やトルコリラ急落に伴う新興国通貨への懸念によるリスク回避の動きが一巡するとドルの買い戻しが強まった。NY勢参入後は買戻しが強まり、一時110.18円まで下値を切り上げた。ただ、NYダウがさえない展開となったこともあり、その後は再び売りに押される展開となった。日中の安値圏からの持ち直しの動きは一服したが、目先の下値も底堅く下げ渋った。米国株や日経先物の下落が一服したことでドル/円にも買戻しが入った。全般ドル買いが一服すると再び下落基調となったが、FRBが公表した5月FOMC議事録で利上げを急がない方針が確認されたためリスク回避のドル売り・円買いが後退した。
前日のトランプ大統領の発言をきっかけにアジア市場からリスク回避の動きが強まったが、NY市場に入ってリスク回避の動きも一服した。ただ、前日に大きく上下に振れたことで、溜まっていたオーダーが一掃されていることから、値動きが軽くなっており注意する必要がある。ドル/円の日足では25日線がサポートとして下げ止まったことから本日も下値では25日線109.63円がサポートするか注目される。また、上値では200日線110.20円がレジスタンスとなっており、上抜けすることが出来るかも注目点となる。
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