★欧州市場朝方の取引では、市場が19日に予定される英議会でのEU離脱協定案の採決に注目する中、円相場に目立った方向感は見られなかった。なお、欧州株は高安まちまちで開始した。米長期金利が1.76%台に上昇したことも支えに108.72円まで上値を伸ばした。米長期金利が上げ渋ったことや欧州株がほぼ全面安で円売りが後退した。マクロン仏大統領は『英国は、議会否決でも新たな離脱延期を認められるべきでない』という見解を示したことで、リスク回避の円買いが優勢となった。
ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁が利下げは必要ないとのタカ派姿勢を確認したためドルが強含んだが、クラリダ米FRB副議長がリスクに言及したため再びドル売りが強まった。NYダウが220ドル超安まで下げ幅を拡大するのをながめて、円買いが優勢となった。小動きが続いたが、米国株とともに上値は限定的となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・8月経常収支:+266億ユーロ(7月:+216億ユーロ←+205億ユーロ)
・米・9月景気先行指数:前月比‐0.1%(予想:0.0%、8月:-0.2%←0.0%)
★欧米市場のポイント
・108.34-72円のレンジ相場
・19日の英議会の採決を前に様子見ムードが広がった
・マクロン仏大統領の発言を受けリスク回避の円買い
・FRB要人発言を受け利下げの思惑が錯綜
・NYダウは2銘柄で212ドルほど押し下げ
・VIX指数は13.79から14.25へ上昇
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