★欧州市場序盤の取引では、アジア市場で進展した円高は一服した。なお、NYダウ先物は5ドル安で推移した。欧州株式市場は高安まちまちだったが、NYダウ先物はプラス圏を維持し、ややリスク選好ムードが広がり、104円付近でのもみ合いとなった。ブラックフライデーで手掛かりに乏しく、23日以来の104円割れとなったが、その後は104円を挟んでもみ合いとなった。欧米株価指数は堅調な動きだが、ややドル買いに振れた。
ウイルスワクチンの開発進展期待、米政権移行が順調に進むことなどでVIX指数が2月以来となる20を割り込み、為替市場は落ち着いた動きとなった。米長期金利が0.86%から0.85%へ低下したことで、欧州中盤のもみ合いから下方変化し、104円割れの動きとなった。まもなく米株式・債券市場などが短縮取引で引けることもあり、下値を責めるような地合いにはならなかった。欧州勢が引けた後は、市場参加者がほぼドル/円に手を出さずこう着状態が続いた。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月景況感指数:87.6(予想:86.0、10月:91.1←90.9)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は103.95-104.20円のレンジ
・英国とEUのFTA交渉では妥協点を見いだせずポンド売り
・米政権移行を巡る懸念の後退
・新型コロナウイルスワクチン開発進展を受けてリスク選好
・VIX指数は21.25から20.84へ低下
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