★欧州市場朝方の取引では、NYダウが軟調に推移、米長期金利も低下する中、ドル高と円高の流れが持続した。ドル/円以外では、ドル高基調を維持した。欧州勢参入に伴い109.16円まで買い戻されたが、米長期金利が低下すると109.00円を一時割り込んだ。米雇用統計を控えて109.05円前後での持ち高調整が継続した。米長期金利が2.92%まで低下したことでドル売り気味となった。米労働省が発表した米4月雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比16万4000人増と予想の前月比19万2000人増を下回ったほか、平均時給が前月比0.1%上昇と予想の前月比0.2%上昇より弱い内容となったため円買い・ドル売りで反応した。NYダウ先物が90ドル安と下げ渋ったほか、米長期金利も小幅に上昇に転じたことで、ドルが反発した。NYダウが節目である200日移動平均線を保ち、上昇に展示200ドル超高となったことで引き続きドル買いが継続した。著名投資家のバフェット氏による1-3月期の買い増しが明らかになり、アップル株が急伸したことが全体指数を押し上げた。朝方下落していたダウ平均株価は300ドル近い上昇し、リスク選好の円売りが再開した。一時109.27円と日通し高値を付けたものの、一巡後は徐々に上値が重くなった。米国株高に円売り・ドル買いが小幅に出た。なお、FOMCの投票メンバーであるポスティック米アトランタ連銀総裁が『今年はあと2回利上げすると予想』などと述べたが、影響は限定的だった。
懸念されていた日本のGW間の相場であったが、NYダウの4月30-5月4日の騰落は48.68ドルのわずかな下落で終了した。ただ、4月30-5月2日の週初は386.21ドルの下落と『またか』という感じであったが、週末に帳尻を合わせるように330ドル超の上昇となり週明けの不安は払拭された。為替市場でも5月2日に一時110円台を付けたものの、東京市場が休場となるとやや円高基調となり、米雇用統計後には108円台まで下落した。ただし、NYダウが上昇したことで、リスク選好のドルが買い・円売りに支えられ109円台で終了した。
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