★欧州市場序盤の取引では、米長期金利が1.59%近辺に上昇となったが、ドルは前日比小幅安水準で弱含みとなった。なお、欧州株は高安まちまち、NYダウ先物は28ドル安で推移した。欧州市場では、ドル/円は底堅い値動きとなり、109.20円付近にやや値を上げた米長期金利の持ち直しとNYダウ先物の軟調地合いでドル買いに振れた。欧州株は高安まちまちとなったが、NYダウ先物が軟調地合いが続き、ドル買いが入りやすくドル/円はこう着した。その後、バイデン米大統領が202会計年度に6兆ドルのインフラ拡充のための予算を提案と報じられると、米長期金利が1.6%台へ上昇したことからドル買いが優勢になった。
米雇用改善が示唆され、米1-3月期個人消費が予想を上回る党べ景気回復期待にドル買いが入った。米長期金利が1.61%半ばへ上昇、堅調なNYダウを受けたリスク選好の円売りが後押しした。米4月中古住宅販売成約指数が大幅に下回って米景気先行き不透明感からドルが上げ渋った。ロンドン・フィキシングに向けた円売りのフローが観測された。米長期金利の上昇を支えにドル高が進行するも、その後は節目の110円を前に上昇一服となった。米7年債入札の結果は順調だったが、金利低下はみられずドル堅調地合いが継続した。
★欧米主要経済指標
・米・先週分新規失業保険申請件数:40.6万件(予想:42.5万件、前回:44.4万件)
・米・失業保険継続受給者数:364.2万人(予想:368.0万人、前回:375.1万人)
・米・4月耐久財受注速報値:前月比-1.3%(予想:+0.8%、3月:+1.3%←+0.8%)
・米・4月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比+1.0%(予想:+0.7%、3月:+3.2%←+1.9%)
・米・4月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.9%(予想:+0.8%、3月:+1.5%←+1.6%)
・米・1-3月期GDP改定値:前期比年率+6.4%(予想:+6.5%、速報値:+6.4%)
・米・1-3月期個人消費改定値:前期比年率+11.3%(予想:+10.9%、速報値:+10.7%)
・米・4月中古住宅販売成約指数:前月比-4.4%(予想:+0.4%、3月:+1.7%←+1.9%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.07-92円のレンジ
・プリハMPC委員のタカ派発言で全般ポンド買い優勢
・バイデン政権は2022会計年度に6兆ドル規模の予算を提案
・米経済指標で予想を下回る結果でも反応は限定的
・ロンドン・フィキシングに絡んだ円売りのフローを観測
・米7年債入札『好調』な結果となり債券の買い戻し
・VIX指数は17.36から16.74へ低下
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