★欧州市場朝方の取引では、前日のNY市場から強まったドル売りの流れは一巡した。なお、欧州株は軟調に取引を開始した。前日のFRB高官による相次ぐハト派発言などを受けてドルが急速に売られた反動から欧州勢参入後はショートカバーの動きとなった。欧州中盤の取引では、FRB議長の発言に注目が集まっており、ドルは全般もみ合い商状となったが、持ち高調整によるドル買い戻しの流れは持続した。NYダウ先物が100ドル近い下げ幅となったことで、ドル買いが一服した。その後、米長期金利が低下幅を縮め、株安も一服する中で下値を探るほどの勢いはなく、一巡すると持ち直しの展開となった。
米新規失業保険申請件数が予想比強い結果となりドルは小幅上昇した。ただ、米国株が軟調に推移すると徐々に上値が重くなった。その後、NYダウがプラス圏に浮上するなど底堅い動きとなったことを支えにドル買いが優勢となった。米長期金利の上昇を支えにドル買いが継続したが、NYダウが再びマイナス圏に沈んだことが嫌気され108円前半での動きとなった。米長期金利が2.73%近辺まで上昇幅を拡大し、NYダウが小高い水準で推移する動きをながめながらドルは上値を伸ばす展開となった。
★欧米主要経済指標
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.6万件(予想:22.6万件、前回:23.3万件←23.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:172.2万人(予想:174.0万人、前回:175万人←h174.0万人)
★欧米市場のポイント
・107.82-108.51円のレンジ相場
・仏11月鉱工業生産指数が予想を下回りユーロ売り
・FRB要人発言には目立った反応見られず
・米新規失業保険申請件数は強い内容
・NYダウは5日続伸
・VIX指数は19.98から19.50へ低下
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