★欧州市場序盤の取引では、前日のロンドン・フィキシングに向けて加速したドル全面高の流れは一服した。欧州市場では、112円付近でドル売りが強まり、上値の重さが目立った。なお、欧州株式市場はプラスで推移した。ユーロ/ドルの続落に連れて、112.00円付近にドルが再上昇した。米長期金利は1.527%近辺と前日比横ばい圏で推移した。
米新規失業保険申請件数が市場予想を上回り米雇用情勢の改善一服感がドルの重石となった。一時112.07円まで上値を伸ばしたものの、昨年2月20日高値の112.23円が重要なレジスタンスとして意識される中、利食い売りや戻り売りが持ち込まれた。米9月シカゴPMIが予想を大幅に下振れでドル売りが優勢になった。イエレン米財務長官が債務上限引き上げなければ壊滅的と警告した。月末・四半期末のロンドン・フィキシングに絡んだ円買い・ドル売りが観測された。ロンドン・フィキシングに向けた流れを引き継ぎ日通し安値を更新した。その後もクロス円の売りが重石となり、戻りは限定的だった。米上院がつなぎ予算案を可決し、懸念されていた『政府機関の一部閉鎖』が回避される見通しとなったことも支えにドル買戻しが入った。しかし、NYダウが一時550ドル超下落したことなどが相場の重石となり、ドルはじり安となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・8月失業率:7.5%(予想:7.5%、7月:7.6%)
・独・9月消費者物価指数速報値:前年比+4.1%(予想:+4.2%、8月:+3.9%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:36.2万件(予想:33.0万件、前回:35.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:280.2万人(予想:279.0万人、前回:282万人←284.5万人)
・米・4-6月期GDP確定値:前期比年率+6.7%(予想:+6.6%、改定値:+6.6%)
・米・4-6月期個人消費改定値:前期比年率+12.0%(予想:+11.9%、改定値:+11.9%)
・米・9月シカゴ購買部協会景気指数:64.7(予想:65.0、8月:66.8)
★欧米主要経済指標
・ドル/円相場は111.21-112.07円のレンジ
・112円台では利食い売りなどが出てドル売り強まる
・月末・期末のロンドン・フィキシングに絡んだ円買い
・債務上限が引き上げられなければ深刻な事態と警告
・上下院が暫定予算案を可決し政府機関閉鎖が回避
・VIX指数は22.56から23.14へ上昇
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