★欧州市場朝方の取引では、トランプ大統領の発言を受け、円相場が激しく上下動する展開が続いており、トランプ大統領が『中国の習国家主席は偉大な指導者、ディールを望む姿勢を歓迎』などと発言したことをきっかけに円売りが加速した。中国側がトランプ大統領発言を否定すると105.50円台まで失速したが、NYダウ先物が底堅く推移したことでドルの下値も限定的となった。米中対立への懸念が緩和され、米金利先物市場でFRBによる9月の大幅利下げ観測が後退しドルは底堅い展開となった。トランプ米大統領発言を中心に米中貿易関連ニュースのヘッドラインに敏感に反応する地合いが継続した。
NY勢が本格参入し、米長期金利が上昇に転じると買いが強まり、目先のストップロスを巻き込み106.40円台まで買い上げられた。米長期金利が再び低下に転じると、ドルは伸び悩んだ。また、NYダウの上げ幅も相場の重石となった。しかし、その後NYダウが再び300ドル高水準まで上げ幅を拡大するなか、ドルは切り返すなど底堅く推移した。
★欧米主要経済指標
・米・7月耐久財受注速報値:前月比+2.1%(予想:+1.2%、6月:+1.8%←+1.9%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比-0.4%(予想:0.0%、6月:+0.8%←+1.0%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.7%(予想:+0.1%、6月:0←+0.3%)
・米・7月シカゴ連銀全米活動指数:-0.36(予想:0.00、6月:0.03←-0.02)
・米・8月ダラス連銀製造業活動指数:+2.7(予想:-1.0、7月:-6.3)
★欧米市場のポイント
・105.50-106.41円のレンジ相場
・米中貿易戦争への協議再開の期待で過度の警戒感が和らいだ
・独8月IFO企業景況感指数の悪化を受けユーロ売り先行
・欧米株価はほぼ全面高
・VIX指数は19.87から19.32へわずかに低下
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