★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が1.47%台に小幅上昇となったことを背景に小幅反発を維持した。なお、欧州主要株価指数は前週末比高安まちまちで取引をスタートとした。欧州市場では、ややドル売りの流れとなり、113.40円台にやや値を下げた。一方、欧州株式市場とNYダウ先物は高安まちまちとなり、方向感が乏しいなか円買いが根強かった。全般に上値の重さも意識されると短期フロー主導でドルが弱含む中、米長期金利が上げ渋るに連れ、ドル/円も前週末比小幅安の113.36円近辺に続落した。米長期金利が小幅な再上昇の後、伸び悩みから低下になると、全般ドル売りが優勢になった。
早期利上げに対して否定的な姿勢を崩さないパウエル米FRB議長の発言を控えて全般ドルの上値が重い展開になった。ブラード・セントルイス連銀総裁が『22年に2回の利上げを予想する』と発言すると一時ドル売りが後退した。クラリダFRB副議長が『利上げを検討するのはまだずっと先だ』と発言するとドルは失速した。その後、米3年債の入札後に債券売り(利回りは上昇)が強まり、米長期金利が一時1.50%台に乗せるのを眺めてドルは反発した。その後は、米長期金利が上昇幅を縮めるとドル買いも後退した。
★欧米主要経済指標
特になし
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は113.05-61円のレンジ
・トルコ中銀による追加利下げ観測高まりリラ売り
・クラリダFRB副議長の利上げ否定発言がドルの重石
・パウエルFRB議長が金政策について言及せず
・VIX指数は16.48から17.22へ上昇
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