★欧州市場朝方の取引では、ウクライナ情勢の緊迫化を受け、欧州株が大幅続落して取引を開始する中、先週末に加速したリスク回避の流れが持続し、115円台前半でドル安基調となった。欧州株が大幅に下げ幅を広げると、NYダウ先物もマイナスに転じたことで、リスク回避の円買いが進行した。米長期金利が1.908%近辺に低下幅を広げたことを受けドルは再下落した。NY勢の本格参入を控え、ショートカバーの動きに下支えされ下げ幅をやや縮小した。
大幅続落していたNYダウ先物や欧州主要株価が反発したところでリスク回避の動きが後退となったほか、ラブロフ露外相による西側諸国との話し合いに前向きな発言が伝わるとドル買いが強まった。ウクライナ懸念の一服により米長期金利が上昇したことで、ドル買いが継続した。また、ブラード米セントルイス連銀総裁がCNBCとのインタビューでタカ派発言すると、米長期金利上昇と共にドルを下支えされた。米長期金利が2.02%台まで上げ幅を拡大するとドルはじり高が継続した。ウクライナ情勢を巡る警戒感が続くなかドル買いは続かず、米長期金利が上げ幅を縮小するとドル/円は失速した。米長期金利の停滞が材料視されて115.60円台での上値の重さが意識された。
★欧米主要経済指標
特になし
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は114.98-115.75円のレンジ
・産油国通貨は原油高から買い優勢に
・欧州相場は一時3%超の下落、NYダウ先物は380ドルの急落
・ラブロフ露外相が西側諸国との話し合いに前向き
・ブラード米セントルイス総裁のタカ派発言で米長期金利上昇
・VIX指数は27.36から28.33へ上昇
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