★欧州市場序盤では、米国によるシリアに対する攻撃への懸念緩和により、世界的に株価が上昇したことを背景に、ドル安・円安の流れが進展した。なお、欧州株は前日比高安まちまちだった。米長期金利が小幅低下となる中、ドル/円の上昇は一服、107.58円前後でもみ合い推移した。株高を支えにしたドル買いの流れが続いたほか、米長期金利が上昇に転じたことも相場の支えとなった。その後も、欧州株が全面高となり、NYダウ先物も上げて、米長期金利が2.84%台まで上昇したことで、ドルは堅調推移した。NYダウ先物が160ドル超上昇したことで、一時107.78円と2月22日来の高値をつけた。ポジション調整の動きとなり、小幅値を下げる展開となった。また、米4月ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を下回ったこともドル売りにつながった。NYダウが160ドル超高から140ドル超安まで失速したことでドルが失速した。NYダウが戻りの鈍い展開となる中、足元に対する利食い売りも続いた。NYダウが下落幅を縮小し、米長期金利が上昇したことで、ドルの買い戻しが入った。NYダウが再び下落し170ドル超下落したことで、ドル売りが再開した。
NYダウ先物や日経先物の上昇をながめ、107.78円と2月21日高値の107.90円が目先の上値目処として意識されると伸び悩んだ。さらに、米4月ミシガン大学消費者態度指数速報値が97.8となり、市場予想の100.5を下回ったほか、NYダウが160ドル超高から240ドル近い下落となったことが嫌気されドル売りが強まった。根室地方北部で震度5弱の地震が発生したことも売りを誘った面もあり、一時107.26円まで下落した。NY市場では107.90円が意識される展開から、引け安の展開となった。4月前半は、新年度入りでドル高・円安になりやすいが、後半にかけては割高になったドルへの売り戻しで陰線引けしやすい。
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