★欧州市場朝方の取引では、一時109.33円まで上げたが、アーリーメインバンクホリデーで英国勢が不在ということもあってドル買いの勢いは長続きせず、上値が重くなった。NYダウ先物がプラス圏で推移し、米長期金利が2.95%台で上昇気味となったことで、ドル買い・円売りが優勢になったが、2日以降の下押し半値戻しに当たる109.35円前後では一旦戻りを抵抗され109.20円台で小動きを継続した。欧州株は全面高でNYダウ先物も上げ、米長期金利が上昇したことからドル買い・円売りが再燃した。しかし、米長期金利が低下に転じると上値が重くなった。ユーロ/ドルで年初来安値を更新後、NY市場に入り下げ止まったことで、ドル/円もユーロ/円絡みの売りに押された。ただ、NYダウは170ドル高、米長期金利も2.93%から2.95%へ上昇した。ユーロ絡みのドル売りが優勢となったほか、トランプ大統領がイラン核合意に関する米国の方針をワシントン時間8日午後2時に発表することを明らかにすると地政学リスクへの警戒感が強まりドル売り・円買いが強まった。
ドル/円は上値を1009.40円に抑えられた一方で、109.00円近辺では底堅い展開を見せた。イラン核合意の期限は12日であったが、前倒しで発表することを伝えたことで、ややリスク回避の動きになった。米国がイラン核合意から離脱すると、初動としてはリスク回避の円買いの動きになりやすいので注意が必要となる。ただ、NYダウが94ドル高と高く引けているので、一定の材料織り込みとなっている可能性もある。
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