★欧州市場朝方の取引では、ドルは主要通貨に対して全般もみ合い商状となった。なお、欧州株は高安まちまち、日経先物は20円安で小幅反落した。欧州勢の本格参入後、ドル/円の動意は乏しく、109.36円前後で小動きが継続した。欧州市場中盤では、米長期金利が一時3.0%割れとなり、ドル売り・円買い気味となった。米長期金利が低下するにつれて、利益確定売りが継続的に持ち込まれた。ドラギECB総裁の会見を受け、ユーロ/ドルの持ち直しに伴うドル売りが出たほか、米長期金利低下が重石となり下落した。その後は、NYダウが一時300ドル超上昇したことで円売り・ドル買いがじわりと強まった。
米週次新規失業保険申請件数が48年ぶり低水準を記録し米国の労働市場ひっ迫が確認されたほか、3月耐久財受注速報値が予想を上回ったためドル買いが続いた。ただ、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の会見を受けてユーロ/ドルが上下に振らされる荒い値動きとなったことで、ドル/円もつれて上下に振れる展開となった。ただ、109.10円近辺から109.40円近辺でのレンジ相場に終始した。米長期金利は、急ピッチで下落(利回りは上昇)が続いていた反動から持ち高調整目的の買いが課言ったほか、7年債入札ではしっかりとした需要が確認されたことで買戻しを誘った。
前日から109.40円近辺では上値が重くなる展開が続いている。ただ、109円台での底堅さも見られており、新規材料待ちの状態となっている。本日は日銀政策決定会合と黒田日銀総裁の記者会見もあり、前半はこう着相場となる可能性が高い。また、韓・朝の首脳会談も開催されるが、材料視される可能性は低い。
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