★欧州市場朝方の取引では、中国・上海株式相場が7日続伸となったことを背景に、リスク選好回復による円安地合いが持続した。なお、欧州主要株価指数は堅調に取引を開始した。NYダウ先物高や米長期金利が1.63%台に上昇幅を拡大したことに連れ、110.00円のストップを巻き込みドルが上値を伸ばした。重要なレジスタンとなる1月17日高値の110.29円まではドル売りオーダーが目立つなど一旦頭を打たれた形となった。米長期金利が上昇分を削ったことで、ドル売りが優勢になった。欧州序盤の上昇からの失速の動きが一巡し、109.95円前後でNY勢の本格参入待ちとなった。
新型肺炎の感染拡大を巡る市場の懸念が和らぐ中、米国株の上昇を受けた円売り・ドル買いがじわりと強まった。ただ、米国株高・米長期金利高が支えとなるも、1月17日の高値110.29円が引き続きレジスタンスとして意識され110円近辺でこう着相場となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・12月鉱工業生産:前月比-2.1%(予想:-2.0%、11月:+0.2%)
・米・1月財政収支:-326億ドル(予想:-100億ドル、19年1月:+86.81億ドル)
★欧米市場のポイント
・109.84-110.13円のレンジ相場
・独政治の先行き不透明感が高まる
・ユーロ圏の景気懸念が広がりユーロ売りが先行
・新型肺炎の感染拡大の勢いが弱まりつつあるとの見方からリスク選好
・パウエル米FRB議長の上院銀行委員会の講演では相場の反応は限定的
・VIX指数は15.18から13.74へ低下
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