★欧州市場朝方の取引では、ユーロ/ドルを中心にドル高の流れが持続、ドル/円でもドルの下押しは浅く113.40円前後で推移した。欧州株安などを受けユーロ/ドルが一段安となり、ドルを小幅に押し上げた。イタリア株が前日比3%超に下げ幅を拡大する中、リスク回避の動きにより米長期金利が低下しドルの上昇も一服した。イタリアの財政問題への懸念やユーロ圏の消費者物価コア指数の伸び縮小を受けてユーロ/円の売りに押されて軟調気味となった。
米8月PCEコアデフレータが予想を下回る結果となったものの下値が限られたため、短期的なショートを買い戻す動きにつながった。小安く始まった米国株がプラス圏を回復すると徐々に強含んだ。ただ、113.60円台での上値の重さから、売買が交錯の商状で仕切り直しとなった。その後は、113.67円を頭に年初来高値更新の動きは一服するも113円半ばでしっかりとなった。引けにかけてカナダ/ドルなど資源国のクロス円が上昇した影響も受けて一字113.71円と昨年12月12日以来の高値を更新した。
★欧米主要経済指標
・英・4-6月期GDP改定値:前年比+1.2%(予想:+1.3%、速報値:+1.3%)
・英・4-6月期経常収支:-203億ポンド(予想:-194億ポンド、1-3月期:-157億ポンド←-177億ポンド)
・ユーロ圏・9月消費者物価指数速報値:前年比+2.1%(予想:+2.1%、8月:+2.0%)
・ユーロ圏・9月消費者物価コア指数速報値:前年比+0.9%(予想:+1.1%、8月:+1.0%)
・米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:100.1(予想:100.5、速報値:100.8)
・米・9月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2,7%(速報値:2.8%)
・米・9月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:2.5%(速報値:2.4%)
・米・9月シカゴ購買部協会景気指数:60.4(予想:62.0、8月:63.6)
・米・8月コアPCE価格指数:前年比+2.0%(予想:+2.0%、7月:+2.0%)
・米・8月個人所得:前月比+0.3%(予想:+0.4%、7月:+0.3%)
・米・8月個人消費支出:前月比+0.3%(予想:+0.3%、7月:+0.4%)
★欧米市場のポイント
・113.29-71円のレンジ相場
・イタリアの財政問題への懸念
・米経済指標は市場予想を下回る結果が多い
・ドル/円は引けにかけて12月12日以来の113.71円
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