★欧州市場朝方の取引では、ドルが主要通貨に対して堅調地合いを維持し、107円台後半で推移した。欧州株は軟調に取引を開始した。市場では、108.00円には国内輸出企業からのドル売りも観測されているとの指摘もあった。その後、NYダウ先物が軟調に推移し、米長期金利も小幅低下に転じる中、ドルは戻り売りに押されて107円台半ばに上昇幅を縮小した。株価が下げ幅を広げる中、全般的に円の買い戻しの動きが優勢となったが、ドルの下押しは限定的だった。ただ、上値の重さが嫌気されたほか、日経先物が110円安まで下落したことで107.30円台まで失速した。しかし、ドルが欧州・オセアニア通貨に対してドル高が進んだ影響からドルの買い戻しが優勢となった。ドルは戻りが一巡すると107.60円処の上値抵抗を受け失速した。NYダウの反発に連れ、日経先物が切り返して続伸となったことを背景に全般ドル買い戻しの流れとなった。また、米長期金利が上昇に転じたことで円売り・ドル買いがじわりと強まった。FOMCの議事録が、予想されていたほどタカ派色を強めなかったため利食いなどのドル売りがいったん優勢となった。しかし、全般的に経済に楽観的な見方が示され、成長見通しの引き上げで、さらなる利上げが適切との見方が再確認されると、米長期金利が一段と上昇し、ドル買いが再燃した。
ドル/円は、108.00円に観測されている国内輸出企業からのドル売りが上値で意識される一方で、107.30円が下値支持ラインとなり底堅い展開となった。米長期金利が再上昇したことで、NYダウが急速に上げ幅を縮小する展開となり、日本株にも影響しそうだ。引けはじわりとドル高となっており、ドルは底堅い展開だった。
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