★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が続伸となる一方、米長期金利が低下したことを背景に、ドル売りが全般優勢となった。欧州勢本格参入後、米長期金利の低下が一服となるに連れ、全般的なドル売りの動きは一巡し、106.60円付近まで上げた。欧州株が全面高で、リスク選好的な円売りが観測された。手掛かり材料に乏しかったほか、市場では翌日にパウエルFRB議長の議会証言を控えて仕掛けづらいとの指摘があり、106.60円を挟んだ方向感の乏しい動きとなった。その後、欧州株が全面高となり、NYダウ先物も上昇したことで、円売りがやや優勢となった。全般にドル買い戻しが続いたほか、NYダウの240ドル近い上昇も支えに107.04円まで上げたが、107円台での滞空時間は短く、米1月新築住宅販売件数が予想を下回ったことで106.80円台まで伸び悩んだ。米長期金利が2.83%まで低下後は、2.86%まで戻したことや、NYダウが上げ幅を拡大したことに連れ、リスク選好の円売りが再燃し106.07円まで上げた。その後は新規材料乏しく、107円台を挟んでもみ合い商状となった。
米1月新築住宅販売件数が予想外に減少したことで、一時ドル売りが優勢となったが、2月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に2005年以来の高水準に達したためドル売りが後退した。月末のドル買い、株高に連れたリスク選好の円売りも再燃した。ただ、107円台での滞空時間が短く上値の重い展開だった。本日アジア時間帯でも、パウエルFRB議長の議会証言を控えて、積極的に仕掛けづらいものの、月末絡みの本邦企業からの実需の動きが出やすいので注意。また、107円台を上抜けするかも注目点となる。
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