★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が持ち直し、日経先物もやや反発する中、円売り戻しが優勢になった。欧州株が全面安で推移、米長期金利も伸び悩む中、105.00円前後でもみ合いとなった。欧州株式市場で主要指数が軒並み1%超下げるなど軟調地合いとなり、リスク回避的な円買いが優勢となった。日経先物が再び強含んだうえ、米長期金利が上昇に転じたため105.00円近辺まで持ち直した。NYダウ先物が持ち直したほか、米長期金利が上昇したため円売り・ドル買いがじわりと強まった。米2月耐久財受注額が市場予想を上回ったことも相場の支援材料となった。NY市場序盤は、短期筋の買戻しの動きが強まったものの、105.30円台からは戻り売りも厚く105.10円を挟んでもみ合いとなった。一時140ドル超上昇したNYダウが下げに転じたことで円買い・ドル売りがじわりと強まった。トランプ大統領は、歳出法案で拒否権を発動することも検討していたが、最終的に署名する決定をした。このため、米政府機関閉鎖はかろうじて免れ、リスク回避の動きが後退した。 NYダウが260ドル超下落したことで円買い・ドル売りがじわりと強まった。NYダウが440ドル超安まで失速したほか、米長期金利も再び低下したことでドルは失速した。
トランプ大統領が包括的歳出法案に署名したため政府機関閉鎖の警戒感が後退しいったんドル売りやリスク回避の動きが和らぐ局面もあったが、貿易戦争やタカ派米政権への不安がくすぶりドル売り・円買いが続いた。シカゴ・マーカンタイル取引所で投機筋の対米ドルでの差し引き持ち高で、円ショート(円売り)ポジションは3月13日▲79,539枚から3月20日▲21,999枚と大幅に減少した。円売りの持ち高が減少したことで、ポジションの手仕舞いによる円買い・ドル売りは解消されつつある。投機筋は一旦ポジションを傾けると継続性がある。そのため、円売りポジションから円買いポジションに転換するのか今後の動向を注視する必要がある。
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