★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物や日経先物が下げ渋る中、リスク回避による円高の流れが一服した。なお、欧州株は小幅反落して取引を開始した。米長期金利の上昇を支えにドルのショートカバーが進んだ。欧州勢本格参入後、株価の下落にも関わらず円売りが再開された。市場ではブレグジット関連報道を受けたポンド/円の買い戻しの影響が指摘された。EU が英国に対して無条件の連携を提案するとの報道を受け、106円台に値を上げる展開となった。ブレグジット交渉の合意期待からポンド/円が急伸するにつれドル/円も円安が継続した。米株先物の下落による安全逃避などもあって、米長期金利の上昇も一服すると円の売り戻しも一服した。NYダウが260ドル超下げたことも重石しとなりドル/円は伸び悩んだ。NYダウが一時390ドル超下落すると、米長期金利が低下に転じたことでリスク回避的な円買い・ドル売りがじわりと強まった。欧州株の軟調や貿易摩擦に対する警戒感がくすぶり、米国株が大幅下落したことでリスク回避の動きが継続した。引けにかけては株安や金利低下が一服したことで再び106円台を回復するなど神経質な展開となった。
欧米市場のレンジは105.80-106.30円近辺となった。本日アジア市場で上抜けするのか、下抜けするのかが注目される。本日は『ゴトー日』となるため、仲値決定までは底堅く推移する可能性が高い。そのため、仲値決定後の動きが重要なポイントとなる。本日から米国ではFOMCが開催されることで、様子見ムードも広がりやすい。ただ、NYダウが330ドル超下げたことで、日本株もつれ安しやすくリスク回避の円買いには注意が必要となる。
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