★欧州市場朝方の取引では、週末調整の動きも相まって、ドル買戻しが優勢となり一時106.00円台を回復した。なお、欧州株は続伸して取引を開始した。ドルは主要通貨に対して一旦落ち着いた値動きとなったが、ドルの戻りは弱く105.80円台に押し戻された。ただ、NYダウ先物が続伸、米長期金利も小幅上昇となるなか、106円付近でドルは下げ渋った。NY勢参入を控え、欧州通貨を中心にドル買い戻しが進展する中106.00円台を回復した。米財政赤字拡大やスタグフレーション懸念などリスク回避の円買いの動きが一服してややドルの買い戻し優勢の中でもみ合いつつも106円台回復して推移した。NY勢参入前に106.35円付近に上昇も、その後は106.10-30円台でのもみ合いとなった。ドルの買い戻しの動きが強い一方で、クロス円売りで上値も重かった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが優勢となり、一時106.00円割れとなった。ロシア疑惑の再燃で、株式相場の上げ幅は縮小した。2016年の米大統領選でのロシア干渉疑惑を捜査しているムーラー検察官は大統領選挙ハッキングの疑いで13人のロシア人、3社を起訴したことを発表した。その後は、米国の3連休を前にポジション調整目的のユーロ売り・ドル買いが優勢となったことを受け、ドル/円もドル買戻しが進んだ流れに沿った動きとなった。
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